東京オリンピックマラソンのスタートが午前7時スタートになったので、自分も走ってみた
こんにちは。ファイトマンです。
東京オリンピックまであと2年となりました。
聖火リレーの都道府県ルートも決まり、ランナーになってみたい方も多いのではないでしょうか。
聖火リレーは47都道府県をすべて回り、確率はものすごく低いですが一般公募もあるようですので、私も応募してみたいと思います。
先日、東京オリンピックのマラソンが午前7時スタートと発表されました。
当初の予定から、30分繰り上げたとのことです。
東京オリンピックが開催される期間は、2020年7月24日の開会式から8月9日まで17日間です。
マラソンは女子が8月2日、男子が8月9日です。
「暑すぎて死人がでるんじゃないか」とまで言われています。
この時期のマラソンがどれくらいきついのか、試しに私も午前7時に走ってみました。
外に出た時点では、汗はでてこないレベルの暑さです。
コースはいつもの河川敷、ほとんど日影がない道、
ペースは6分30秒/km、リハビリペースです。
結論から申し上げますと、予想通り倒れそうになりました。
心配していたぜんそくの発作も起きず、最初の30分はいつも通り走れていました。
しかし、時間がたつにつれて直射日光がきつくなってきます。
気温もどんどんあがり、日陰のないコースの為、徐々に体力が奪われていきます。
私の他にも数名走っていましたが、ペースも距離も稼げていない様子…
当の私も、道脇の水道を発見し、6.5km走ったところで歩いてしまいました。
やはり、暑さには勝てません…
天気予報をみてみると…
今日7/22日(日)も朝から晴れて強い日差しが届き、東京や名古屋、大阪などでは、8時前からすでに30℃を超えてきています。
気象庁の1日の気温推移をみてみると…
7時の時点で、ちょうど30度です。
東京オリンピックのマラソンは午前7時の30度からスタートして、午前9時の33度でゴールということになります。
果たして選手たちはこの暑さで実力を発揮できるのでしょうか。
2012年発表された論文「フルマラソンの記録に影響する環境要因」によると、フルマラソンのタイムに最も大きな影響を与える環境要因は「気温」であるという研究結果がでています。
また、2007年のシカゴマラソンでは、記録的な猛暑の影響により1人が死亡、350人以上が病院に運ばれ、催者側はレースを途中で打ち切る措置をとりました。
シカゴマラソンは東京マラソンのように一般人も走ることができるため、このような事態となりました。
プロだけが走る場合、どうなのでしょうか。
2007年の大阪世界陸上のマラソンでは、レース中には気温30度超、湿度も80パーセント前後となる酷暑のため、出場選手の3割が途中棄権しました。
また、2019年9月にカタールはドーハで行われる世界陸上のマラソンスタートは、午前0時スタートだそうです。
ドーハの悲劇で有名な場所ですが、9月でも最高気温が39度、最低気温が29度です。
さすがの39度だと死んでしまいますね…
もう一度言います。東京オリンピックが開催される7-8月は、マラソンスタート時間になる午前7時の時点ですでに気温30度になります。
11年前の大阪世界陸上よりも過酷な条件になる可能性が高いです。
おもてなし言う前に、オリンピックの時期を桜の季節である4月にするべきだったと思います。